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長期熟成シャンパーニュの魅力

シャンパーニュの泡はどうなる?価値はどうなる?

· ワイン投資,ワインについて

2010年頃まではボルドー主体であった「ワイン投資」・「ファインワイン市場」でも、中国の腐敗防止運動によって加熱し過ぎたボルドー集中がなくなったこと、ポートフォリオ理論が持ち出されたこと等によって、2015年頃からシャンパーニュの割合も本格的に増加してきています。もちろん、昔から対象にはなっていましたが。

上記の図の青がシャンパーニュです。昔から存在しているものの、2015年頃からシェア5%以上を占めるようになってきています。

単純に疑問として残るのが、長期熟成の投資対象というが、そんな昔のシャンパンって飲めるの?泡は残っているの?ということです。

縁があって1999年ヴィンテージのビルカール・サルモンという生産者さんの高級シャンパンを、2019年12月に飲ませていただく機会がありました。(実際の写真)

それはまた素晴らしい・・・コルクを開け、シャンパングラスに注がれるのを見ると、まさに生き生きとしたシャンパーニュそのもの!そしてブドウはシャルドネ100%なのですが、長期熟成によってパワフルかつ余韻を楽しめる極上の味わいでした。(もっとうまい表現をできるようになりたいものである)

つまり、20年間の熟成でしたが発泡性などは全く問題ありません。それどころか極上

有名なドン・ペリニヨンでは面白いことが言われています(写真は公式HPより抜粋)

ドン・ペリニヨンは「3回のピークを迎える。

  • 1回目は熟成開始から8~10年目前後
  • 2回目は14~16年目前後
  • 3回目は25年目以降。
このように、20-30年間は飲み物としても全く問題なく、むしろピークを迎えるということが主張されているよう思えます。

ではそれ以上となるとどうなるか。正直なところ、50年以上経過したシャンパンは口にしたことがありません・・・飲まれた方の感想を見聞きしてみると、発泡は少なくなってしまうようですが、泡だけの美味しさだけでなく、元となるブドウの熟成を古酒として楽しめるようです。古酒愛好家やコレクターはいらっしゃるようです。

価格面では?

では次に、この3回のピークというのを市場価格という観点でも見てみたいと思います。サンプルでドン・ペリニヨンの1996年が25年間くらいで、どのような値動きをするのかというところでも注目をしたいと思います。(Source:Liv-ex)

  • シャンパーニュの特性として、収穫年のブドウから7-8年間は熟成させてから初めてリリースされます。まず、ここが1回目のピークですね。価格の面で言うと、収穫年から10年間ほどは横ばいに動いていることが多い。これは、通常の市場でもまだまだ販売されていることと、「まだ飲まないぞ!」と保管しておく方が多いためとも言われています。
  • そして、2回目のピークと言われる頃には価格も倍以上になっています。これは、何かとくる節目のお祝いごとなどで、シャンパーニュを開けてしまう方が多くなるためと言われています。
  • 3度目のピークといわれる25年目近辺。このピークに向けて緩やかに上昇していることがわかります。これから3,000−3,500までより上昇していくか?
  • 近くのヴィンテージも見てみましたが、収穫年の違いによるブレはあるものの、ほぼ同じ動きをしています。
  • では50年モノなどの価格はどうなっているのか?ということを調べたかったのですが、時価の記載は4,000ポンド〜5,000ポンドなどとありましたが、実際に供給自体がファインワイン市場で多く出回っていなかったので、ほぼ相対取引に近いのかなと察します。ただ、取引自体はあることと、市場価格も算定されていることから、古酒愛好家やコレクターの強いニーズがあることは事実だと思います。

最近のヴィンテージはどうか

  • この値動きは、昔だったからじゃないか?という見方もあります。最近、リリースされた2009年のドン・ペリニヨンは750ml x 12本で1,100ポンドほとです。これをどう見るか。上記のチャートで1996が500ポンド程度でリリースされているのを見ると、すでに価格が倍になっていて値上がり切っているのでは。と思う方もいるかもしれません。
  • ここは独自の見解ですが、まずはインフレの影響が大きいのではないでしょうか。毎年3%のインフレがあったとすると、15年間ほどでも複利で考えると51%ほどは説明つきます。
  • さらに、シャンパーニュがワイン投資としても注目されてきたという事実による上昇も当然、あります。
  • 現時点で、実際に20-30年モノのドン・ペリニヨンが2,500-3,000ポンド近辺で取引されているという事実から、単純計算でこれから9年後くらい(2029年には2009年のドンペリは20年モノに)に価格が2.5倍程度になる(?)さらに、今後のインフレ影響も出る(?)ということを考えると長期保有という観点ではまだまだ「買い」だと思います。(もちろん、将来のことはわかりませんが)

以上から、シャンパンは品質的にも価格の魅力的にも、ワイン投資の対象になり得るということを記載いたしました。

実際に、Toreviamベータ版セラーではドン・ペリニヨン2008, テタンジェ2006, クリュッグ2006,  ボランジェ2008を組み入れております。まだまだ1回目のピークの年代。一緒に長期熟成を楽しみませんか。

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