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ファインワインの地域割合

どのエリアのシェアが多いか

· ワイン投資

「ファインワイン」「高級ワイン」と言うと、どんなワインが思い浮かんできますか?様々なバックグラウンドや個人の嗜好があって、いろんなワインが出てくるのがワインの面白いところです。

ファインワイン市場全体で、この15年間ほどでどのように見られていたかという興味深いデータがあります。

<結論>

2012年頃まで90%ほどボルドーを占めていましたが、市場適正化や分散投資理論が世の中でも注目され、現在は48.3%にまで下落しています。その分、ブルゴーニュ・イタリア・シャンパンが着々とシェアを伸ばし、特にイタリアは2019-2020年にかけて大幅に増加しています。

<詳細>

  • 2006-2012年頃まで、ファインワイン市場の90%ほどをボルドーが占めていました。これは主に、アジア地域のワインブームが高まり、特に分かりやすいボルドーに集中していたたことと、2000年代にワインファンドビジネスが広まり、300Mユーロ(日本円換算で約400億円)以上と推定されるマネーがボルドーに集中していたためと言われています。
 
  • 2012年頃には、中国の習近平による腐敗防止運動で、高級ワインを用いた接待・贈答などが押さえ込みされたことや、中国経済停滞によるチャイナリスク等から、ボルドーシェアも減少したと言われています。(余談ですが、当時にグローバル企業の会計監査をしていて、「中国リスク」によく注意しなさい、という言葉が飛び交っていたことを思い出しました)誤解を恐れずに言うと、ボルドーはブルゴーニュと比べて地域性、作り手などが分かりやすいので、あまりワインに馴染みのなかった中国でいざ、ワインを買おう・贈ろう、投資にしようとなるとボルドーの高級シャトーを選べば間違えない、味の濃い中華料理とあわせても負けない濃厚さで美味しい!(つまり分かりやすい)、とボルドーに集中したと考えられています。
 
  • 若干、乱暴ですがボルドーとブルゴーニュは以下のようにまとめられます。
  • ボルドーは、1855年に第1級〜5級まで格付けされ、数字でわかりやすい。そして、引退してしまいましたが、かの有名なワイン評論家であるロバート・パーカー氏は特に特に濃厚な味わいを好んだと言われていて、ボルドーワインを中心に100点満点でワインの見える化を行なったことにより、さらに分かりやすくなっています。
  • 一方、ブルゴーニュはDRCのロマネコンティなども一部の超有名ワインを除いて、XXX地域のXXXグランクリュでXXX氏が造ったワイン、と変数が非常に多く、さらに単語一つ一つもフランス人以外の外国人にとっては呪文のように感じることから難しく、取っつきにくく感じます。余談ですがその分、探究心をくすぐられ、味も複雑、さらに日本食にも合うという味覚的特徴から、特に勤勉な日本人のワイン通の心をくすぐるとも言われています。
  • このように簡単にワイン=ボルドーと資金を集中しすぎるのではなく、分散投資理論を用いて分散化するべきということが言われるようになり、徐々に他地域のワインシェアも増加してきています。
  • 特筆すべきは、イタリアの2019-2020年の伸び。イタリアではスーパータスカンと呼ばれる、伝統的なイタリアワイン法に基づかないブドウを用いたワインがより注目を受けたことによりイタリアワイン全体が押し上がったこと、そして2019年に米国が課したヨーロッパワインに対する25%関税で、イタリアワインは対象外になっていたこと等によるものです。(シャンパンも対象外)
 
  • 今後のファインワインの地域ごとのシェアにも注目です。
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