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COVID19のボルドー2019への影響

2019プリムール試飲会が中止:どう影響するか

· ワイン投資

COVID19の影響で、2020年4月に予定されていたボルドープリムール試飲会が、1970-80年頃から始まって以来、初めて中止されてしまいました。

これによって、2019ボルドープリムールの価格がどのように調整されるか、ということが注目されています。

前回の世界的金融危機であったリーマンショックと同程度、それ以上・以下かという議論はありますが、2009年のリーマンショック直後に、ボルドー市場がどのような影響を受けたかということに注目してみたいと思います。

対象になるのは2008年ヴィンテージになります。2008年の9-10月頃に収穫されたブドウは、2009年4月のプリムール試飲会でワイン専門家の評点・コメントを受けてリリース価格が決定されます。

実際に、リーマンショック直後の2009年に、2008年ヴィンテージがどんな価格になったかという興味深いデータがあります。Liv-exで把握しているEx-Chateau価格をもとに記載していますがなんと、5大シャトーが一本当たり価格が2005のヴィンテージと比較して、平均して60%程度の割引をして早期資金回収を計ったようです!こちらをご覧ください。

5大シャトーはワイン市場のリーダーでもあるので、5大シャトーがこの割引価格でリリースをしてしまったため、他のシャトーも追随せざるを得なかったようです。そのため、2008年ヴィンテージを早めに購入した場合には、非常に大きなリターンとなったようです。

とはいいつつ、翌年以降も上がらなかったんじゃないの?というご意見もあると思うので、2009年ヴィンテージがいくらでリリースされていたかということも調べてみました。2009年は歴史に残る偉大なヴィンテージであったということはもちろんありますが、2009年ヴィンテージは平均して2008年の3倍以上の価格でリリースされているようでした。つまり、1年という単位で価格は変わらないのでは?という疑問は払拭されます。

ボルドー地域の2019年ヴィンテージは日照時間、降雨量などの天候に恵まれたことから、一般的に期待のできるヴィンテージと言われているだけに、どのような価格でリリースされたのか!?これらは別記事で触れます!

私も実際に2019年にボルドー地域で数軒のワイナリーに訪問して、2019のヴィンテージはどうですか?と聞いたところ、「とても良い!」と口を揃えて言っていました。このような経験もあり、非常に興味があったのでここ5年間の5大シャトーのEx Chateau価格(蔵出し価格)推移と、著名なワイン評論家であるNeal Martin氏のポイントと併せて集計してみました。

豆知識も入りますがラトゥールは、グッチやクリスティーズのオーナーでもあるフランソワ・ピノー氏が1993年からオーナーになり、その豊富な資金力から、プリムールシステムで早期資金回収を図るより、飲み頃まで自社で熟成させてから出荷することによって価格設定の優位性を自社で持とうとして、2011年ヴィンテージを最後に、プリムール取引から離脱を表明たことから、価格が得られておりません。

他のシャトーをみても、年によって出来具合のバラツキはあるものの、一本当たり300EURを大幅に下回るような価格でリリースされたならば・・・。別記事で、実際のリリース価格などを紹介いたします!お楽しみに。

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