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香港と高級ワイン

なぜ香港に高級ワインが集まる?

日本時間の2020年7月1日付けのニュースでも「香港:国家安全法が施行」ということが流れています。さらに、日本の証券取引所で株式・商品先物の祝日取引が2022年に可能になるということが言われ、アジアの金融ハブは香港から東京に移るか?とも巷では言われています。

言わずと知れたアジアの金融ハブ「香港」:実は、高級ワインにおいてもアジアのハブ機能を果たしているのです。

上記の通り、香港はアジアの金融中心地、さらに地理的要因から物流のハブ機能を果たす等、著しい発展を遂げました。経済が発展・グローバル化してくると、やはりワインも人気になってくるようです。

さらに、中華料理とも相性が良いことや、中国系の方はHappyカラーな赤(赤ワイン)を好むこと、さらに食もグローバル化されており欧米料理も多いこと、からワインに対するニーズが非常に高くなってきていました。実際に、蘭桂坊(ランカイフォン:Lan Kwai Fong)近辺ではここは欧米?と思うほど、欧米レストランやナイトクラブが立ち並んでいます。

しかし、2006年まではなんと、80%もの高税率の関税が課されていて、これがワイン流通のネックとなっていました。ここで香港政府は大胆な税制改革を実施し、2007年には40%、2008年にはゼロとわずか2年間で完全撤廃をすることを決定しました。

さらに、2008年はご察しの通りリーマンショックによる世界的な金融危機の真っ最中。ここで、世界的に高級ワイン市場も一時的に若干の影響を受けたのですが、他の欧米諸国に比べて金融危機の影響が少なく、ワインに関する関税がゼロになって勢いがある香港に、大量に高級ワインが流れたようです。

 

このような背景から2008年以降に世界中から高級ワインが香港に入るように。そのため、現在も高級ワインのオークションというと、ロンドン、ニューヨーク、そして香港で主に開催されている様子です。

創業者自身、前職で香港に数回、出張していましたが、夕食を香港人の一流ビジネスパーソンとご一緒させていただくことが多かったです。その際には、とても嬉しそうにフランス・イタリアの赤ワインをレストランに持ち込んで、楽しい一時を過ごした思い出があります。

さらに、二次会も宿泊していたホテルのバーにいって、イタリアのアマローネを味わえてしまいました。しかも、日本で普通にお店買っても安いモノで10,000円弱はするアマローネなのですが、ホテルのバーで飲んでも数千円だったと思います。さらに近隣にワインショップも多く、世界中のワインが売られていたのも強く記憶しています。これには上記のような背景があったようです

余談ですが、中国本土ではワインはいまだに関税・消費税を考慮すると50%ほどが合計で課されることから、香港に関税がゼロで引き上げられた高級ワインを、香港経由で中国に陸路で持ち込もうとするケースが多発しているようです。一本5万円のワインとすれば、2.5万円の諸税金がかかってしまいますからね。

 

なんと2018年5月14日には、2億元(約33億円)相当のワインを密輸しようとして17人が逮捕されたようです。押収されたワインには、やはり5大シャトーなどの高級ワインが多かったとのことです。偽物だけでなく、密輸も頻発しているようです。流通経路には留意しなければなりません。

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